クックマート社員の本音がここに。
CROSS
TALK
#02
戦友対談
元ベーカリー・ドリームチームの二人。
パン好きでつながる絆は、固い。
クックマートにベーカリーチームが生まれたばかりのころ、
1年間イベント売上トップを守り続けたドリームチームがあった。
チーフ鈴木と、後輩でありチームの一員だった坂牧が当時を振り返る。
(※役職・配属先については2018年取材時のものです)
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鈴木チーフ
なんだか、こういう場は緊張しますね。
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坂牧
ね。そういえば鈴木さん、今度カフェの担当になるんですよね?
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鈴木チーフ
そう、クックマート初のカフェ。浜西店。どうなるんだろう。楽しみだけど、当分パンづくりから離れなくちゃいけないのが寂しいです。
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坂牧
本当にパン好きですよね。
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鈴木チーフ
おいしいですもんね。
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坂牧
ベーカリーの人は、やっぱりみんなパン好きですよね。だから話も合うし、お店が違ってもグループでつながってる。この間もコッペパンやサンドイッチで有名なお店にいきましたよね。みんなで三重まで。楽しかったなぁ。
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鈴木チーフ
私も、この関係性がすごく居心地がいいです。仕事でも「これが売れてるよ」って(メッセージが)流れてきたらうちでもやってみようって思うし、新しい商品を作って「どう?」って聞ける仲間がいるのは心強いですよ。
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坂牧
ね。ベーカリーのメンバーって全員でも10人ぐらいだし、みんなパンが好きだから友達みたいになってる。私も新しいパンのアイデアが出たら、まずはスマホで写真撮って感想を聞いてる。
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坂牧
でも、こんなに仲がいいけど、鈴木さんと一緒に働いていたのはたった一年だけでしたね。今でもときどき会うし、毎日連絡が届くから、寂しく感じることはないですけど。私がまだ会社に入りたてで、鈴木さんがチーフで。短い間だったけど、すごく印象的な1年だった。
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鈴木チーフ
あの頃は、本当によく働きました(笑)。
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坂牧
鈴木さんは会ったときから、すごく働く人だなーって思ってました。手帳とか、すごいメモとかしてましたよね。
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鈴木チーフ
入社から使っているこれですね。
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鈴木チーフ
でも、入社当初から働いていたかというと、ぜんぜんそんなことなくて(苦笑)。
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鈴木チーフ
入社してから数年間は、それほど仕事に集中してなかったというか……プライベートの方が中心でしたよ。でも、チーフになってから変わったかな。自分に決定権があって、好きなことをやらせてもらえるようになってから。
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坂牧
そうだったんだ。でも、鈴木さん、すごかったですよね。有言実行の人。
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坂牧
当時、ベーカリーでは大きなイベントが年に5回あって。全店の売上順位が発表されていたじゃないですか。あるとき鈴木さん「1年間ずっと1位をとる」と宣言してホントに取っちゃうんだもん。ずっとトップ。あれは伝説ですよ。
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鈴木チーフ
あの頃、ちょうど仕事にすごく集中してた時期で、楽しくてしょうがなかったですよ。どれだけ働いてもぜんぜん苦じゃなくて。もう、ただ楽しかった。
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坂牧
ほんと楽しかったですよね。4人いた社員がみんな仲良しで。誰かが「これ作りたい」って言うと、みんなでバーって作って。4人とも発想も得意分野も違うから、1つのアイデアなのに4種類できたりして。
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坂牧
私はいろんな食材を組み合わせてアレンジするタイプのパンが得意だったし、鈴木さんは食パンとかバゲットとか、メインのパンがすごく上手で。他の二人もそれぞれ違う角度から商品を作って。面白かったなぁ。
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鈴木チーフ
あれはドリームチームでした。
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坂牧
鈴木さんの影響は大きかったと思いますよ。鈴木さんはチーフなのに、上から押さえつけるようなことが一度もなくて。みんなで商品を作ってるんだ、っていう手応えがありましたもん。チーフという立場を、権限として使わない人だなと思って、自分よりも年下だけどすごく尊敬してた。
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鈴木チーフ
作った人の想いを、できるだけ尊重して商品化したいと思っているところはありました。お店に出してみてお客さんの反応を見てダメならしょうがないし、そこから改善するポイントも見えてくるから、どんな商品化にも意味があるって思うんですよ。
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坂牧
あと、かなり上の人にアピールもしてくれましたよね。ときどき社長が来たりすると「このパンは誰々さんが作って、すごく売れています」とか、とっても具体的に。
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鈴木チーフ
当時は、ベーカリーってクックマートの中でもちょっと特殊な立ち位置だったじゃないですか。チームがある店舗も少なかったし。売り場も(端っこの方で)あんまり優遇されてないなぁ、って。もっとベーカリーが会社の中で影響力を持つにはどうしたらいいか考えてました。
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坂牧
あの頃、ベーカリーがあった店舗って3店舗ぐらいでしたっけ? 今では6店舗も超えて、どんどん増えていきましたよね。ドリームチームは1年で解散して、みんなバラバラの店舗に移りましたけど、あの時間があったから、今がある気がする。
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鈴木チーフ
うん。すごくいい時間だった。ヒット商品もバンバン出ましたよね。季節に合わせた創作パンも作って、いつも新しいものが並んでた。毎日のように試作してて、お客さんも楽しんでくれてた。そこから定番も生まれたし。
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坂牧
長く続く定番って嬉しいですよね。鈴木さんが作ったこの「モーモー食パン」もそうですよね。私が入社する前からあったのかな? よく売れてます。
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鈴木チーフ
そうですね。ずいぶん前に作ったものですけど、今でもちゃんと棚に並んで、買ってくれるお客さんがいて、ありがたいです。
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坂牧
私はもともとケーキ屋さんにいたから、他のパン屋さんの事情は知らないですけど、クックマートは新商品をつくるのにほんとに寛容というか、自由ですよね。
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鈴木チーフ
本当にそう思う。もし決められたパンだけ作ってたら、たぶん辞めてたと思います(笑)。
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坂牧
ね。
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鈴木チーフ
他のチームの方も、協力してくれるのもありがたいですよね。
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坂牧
そうそう。いい人が多い。こんな商品が旬だから使ったらどう? とかアドバイスをくれるし。
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坂牧
このハンバーグなんて、精肉さんが配合(豚肉の割合とか)して、硬くならないように調味料も入れてくれて、うちはこねるだけという状況にしてくれますもんね。こっちはプロセスセンター(クックマートの調理施設)から出来立ての唐揚げチキンを取り寄せてる。トマトやレタスは青果チームと同じ業者から仕入れているから、どれも新鮮で、すごくおいしい。
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鈴木チーフ
うん。ランチのたびに迷っちゃう(笑)。
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坂牧
わかる(笑)。
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鈴木チーフ
パンもそうだけど、お弁当も美味しいもんね。
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鈴木チーフ
仕事でも、以前はデリカとベーカリーって別々だったけど、今少しずつデリカの商品も手伝いはじめたじゃないですか。最初は不安だったけれど、新しいことを覚えるのは楽しいし、おいしいものに関われるのはやっぱり嬉しい。
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坂牧
これからはカフェも始まるし。
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鈴木チーフ
うん。カフェもデリカも覚えたら、いろんなチャレンジができるし、もっと自分らしく働ける気がする。やっぱり、楽しく働くのがクックマートらしいしね。
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坂牧
私はまだベーカリー専門だけど、変わっていきたい気持ちはあるなぁ。
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坂牧
私って、これはこうでないといかんとか、これはできないという固定観念を持ちがちなんだよね。それは4人で新作パンを作っていた時にすごく感じた。そっか、こういうやり方もあるんだって。一人で考えても新作は1、2種類しかでないけど、数人でやれば10個くらいすぐにできるし、思いつかなかったアイデアも出てくる。柔軟に考えられるようになったら、もっと仕事も楽しくなる気がする。
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鈴木チーフ
うん。自分たちの手で、もっともっと仕事を面白くしていきたいね。
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坂牧
ね。またみんなでパンツアーとかしよう!
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鈴木 梓/ AZUSA SUZUKI
デリカベーカリー チーフ|2006年入社
学生時代は看護師を志望していた。看護学校に通いながら病院で勤務するも退職。看護学校の近くにあったクックマートの募集を知って入社する。この時の決め手はパンが美味しいこと。特にお気に入りのパンは玄米食パン。初めて食べたときから大好きで、当時はほぼ毎日のように買っていた。最近は、甥っ子がお気に入りのスフレパンをお土産に買っていくのが日常になっている。
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坂牧 見架/ MIKA SAKAMAKI
デリカベーカリー|2015年入社
前職はケーキ屋で勤務。いつかパン作りに関わりたいと考えていたところに、クックマートの募集を見て転職を検討。実際にパンを食べ、冷凍ではなくちゃんと生地作りをしていることを知り、ここなら大丈夫と入社を決める。一番よく買うパンは食パン。得意な商品開発はアレンジ系(いろんな食材を組み合わせたパン)。最近の趣味はもっぱらバスケ観戦。